2015.03.31
”「布橋 灌頂会(ぬのばし かんじょうえ)」”
”「布橋 灌頂会(ぬのばし かんじょうえ)」”  ~女性の極楽浄土への架け橋~ 日本三霊山の一つである霊峰立山は、江戸時代までは山岳信仰の山であり、山中には地獄や極楽浄土のある、『あの世』の世界と考えられてきました。(立山信仰) 男性は登山し下山することで、死後の浄土往生が約束されましたが、当時は女人...
2015.03.31
富山湾 魚津寒ハギ 「如月王」~タグの付いたブランド魚~
富山湾 魚津寒ハギ「如月王」 ~タグの付いたブランド魚~ 寒ハギは、秋に最盛期を迎える「カワハギ」のあと、雪が降り始めるころから盛漁期を迎える「ウマズラハギ」のことです。近年では、フグにも匹敵する味わいがあるとして、人気が高まっています。 ウマズラハギは、魚津港で富山湾全体の約5割が水揚げされます。 魚津漁協では、このウマズラハギを「魚津寒ハギ」としてブラ...
2015.03.31
サヨリ
ほっそりとした流線形のスマートな体、紅をさしたように赤く染まった下顎の先端、青色の脊中、銀色に輝く腹部、大きな目、それらが調和して素晴らしく美しい姿をしています。 サヨリのイメージは美しい女性、「海の麗人」とか「海の貴婦人」と賞賛されるのもうなずけますね。 漢字で「細魚」、「針魚」と書きま...
2015.03.24
立山地獄
立山地獄 ~「立山曼陀羅」で女性も地獄を体験~ 立山山中には池の色が血の色をした不気味な池が存在しており、そこは「血の池地獄」と見られています。女性だけが堕ちるとされている地獄で、「血盆経」という経典によれば、女性は血で地神を穢す(けがす)ため、死後は血の池地獄に堕ち、一日三回池の血を飲まされる苦しみを味わうといいます。 かって日本中の霊山が女人禁制だったことからもわか...
2015.03.24
庄川サケ(鮭)の母川回帰~17,700匹 回帰率0.2%に何思う~
庄川サケ(鮭)の母川回帰 ~17,700匹 回帰率0.2%に何思う~ 「庄川」は富山県高岡市を流れる大河川で、鮭の遡上数では県内の河川では一番です。 採取したサケの卵を孵化させて稚魚を放流する事業が行われています。平成24年度は例年より少ない17,700匹が、産まれ故郷の庄川に戻ってきました。 サケには...
2015.03.24
サクラマス
サクラマス(桜鱒)はホンマス(本鱒)とも呼ばれ、体長60cm、体重3kg程になりますが極めて漁獲量が少なく大変高価なため、高級料亭向けが主体でほとんど出回りません。 桜の咲く頃に生まれ故郷の川に帰ってくるので、サクラマスと呼ばれています。川の上流で8月下旬~10月上旬に産卵し、卵は11月~12月に孵化します。 稚魚は1~2年間...
2015.03.17
「立山曼陀羅」と ”越中立山の地獄”
「立山曼陀羅」と ”越中立山の地獄”                        立山曼荼羅には様々な種類ものが存在し、大別して芦峅寺系統のものと岩峅寺系統のものに分けられます。 両者に決まって描かれる共通の内容は、まず佐伯有頼の開山縁起です。熊を追う姿や、阿弥陀を拝する姿が描かれます。 次に立山地獄で、...
2015.03.17
<能登半島> 七尾(ななお)西湾の能登牡蠣
七尾(ななお)西湾の能登牡蠣 七尾西湾は、牡蠣のよく育つ絶好の漁場であり、牡蠣の養殖では日本海側最大規模です。 これは、七尾西湾が、透明度が高く、海流が安定した湾であるため、またその四方を山々に囲まれており、山林からの栄養素が河川水を通じて海に流れ出し、餌となるプランクトンがたくさん増えるためです。 そのため、生涯動くことのない牡蠣にしっかりと栄養が供給されます。 育った牡蠣を...
2015.03.17
クロムツ
<クロムツ> すごい歯をしています。歯に注意!です。うかつに手を触れるとスパッと手が切れたりします。 この魚は大きなもの程脂が乗り旨味が増します。ムツという呼び名は、脂っこいことを「むつっこい」、「むつこい」、「むっちり」などと...
2015.03.10
クロソイ
<クロソイ> ソイは、カサゴ科の一種で、体長は20~40センチぐらいで、体の形はメバルに似ていて、体の色は暗褐色から黒みを帯びたものが多く、卵胎性で繁殖します。 クロソイ、シマソイ、ゴマソイ、ムラソイなどの種類があり、いずれも、上品な脂の乗った身離れのよい肉質が特色です。 ...