富山ってこんなところ

ぶり街道とノーベル街道 ~ノーベル賞自然科学分野4人を輩出~

現在の国道41号線の「富山~飛騨高山間」は昔、飛騨街道とも飛越街道とも呼ばれ、尾張(愛知県)から美濃・岐阜(岐阜県)を経て高山に至る街道とも繋がり、太平洋側と日本海側を結ぶ、さまざまな物資が行き交った重要な街道でした。

ブリ街道でご紹介しましたが、江戸時代の頃、飛騨街道は富山で穫れた貴重な「越中ぶり」が大量に運ばれていたことから、「ぶり街道」と呼ばれていました。

ぶり街道とノーベル街道
<富山おさかな応援団 より>

ところで日本でこれまでにノーベル賞を受賞した12人のうち、田中耕一氏(化学賞)、小柴昌俊氏(物理学賞)、利根川 進氏(医学・生理学賞)、白川秀樹氏(化学賞)の4人が、国道41号線の富山から高山までのわずか90kmの街道沿線にゆかりがあります。
このため、この道を「ノーベル街道」と呼んでいます。

ぶり街道とノーベル街道

これは単なる偶然でしょうが、立山連邦を仰ぐ越中、さらに飛騨地域へと広がる「飛越地域」は美しく豊かな自然と文化を有しており、こうした人の心を豊かにしてくれる環境が創造的な発想を生み出す土壌になっていて、まさに世界の頭脳がここで育まれていると言えば、言い過ぎでしょうか。

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