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神通川の鮎の投網漁 ~川舟を舞台にした名人技~
竹竿で川舟をあやつる人が舟尾部(トモ)に乗り、網を打つ人が舟首部(ヘサキ)に立つ。
川舟の投網漁は、ヘサキに立ち、網の下の錘(おもり)と網の重さを利用して、眼前の川面に豪快に網を打つ漁である。
<朝日を背に豪快に網を打つ>
鮎の潜むポイントを見極めた的確な舟の誘導と、大きく広がる網打ちが出来るかがこの漁の腕の見せ所である。
この投網の大きさは・・・先にあって網を開かせる錘(おもり)の総重量は10kg以上あり、綺麗に開いた時の直径は8mに広がりますが、揺れる川舟から網を打ち、流れに乗って網を絞って川舟の上に引き揚げるのは相当な体力を要します。
ベテラン川漁師の投網を打つ所作は芸術のように見事なもので見惚れてしまいます。
今では見ることが少なくなった川舟の投網漁、いつまでも続いて欲しい神通川の風景です。
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