お魚よもやま話

荒巻サケと塩ブリ ~お正月用や積雪の期間の保存食~

晩秋から冬にかけての富山湾で、その存在感を誇示するかのような大型魚の双璧はブリとサケですが、特に寒ブリは「富山湾の王者」と呼ばれています。

両者は共に、昔から富山(北陸)では、お正月用や積雪の期間の保存食として無くてはならぬ食材でした。

荒巻サケも塩ブリも作りかたは一緒です。サケで作ったものが荒巻サケであり、ブリで作ったものが塩ブリです。

保存性を高めるために、内臓を取り塩を丁寧にすり込み2~4日置いて水分を抜いたものを塩抜きしてから軒下に吊るします。
冬の寒風にさらし低温熟成させることによって、更に余分な水分も抜けて旨味が凝縮されます。

荒巻サケ
<荒巻サケ>
塩ブリ
<塩ブリ>

食べる際は、三枚におろす要領で食べる分だけ切って、残りはまた吊るしておきます。
長く吊るしておくと、硬くなったり、塩辛くなり過ぎたりしますが、その時でも焼いてほぐしてお茶漬けなどでおいしくいただけます。

魚殿では、一匹丸ごとのほかに、ご要望の多い切り身に捌いてお届けします。
最近では、一匹丸ごと買って来てご家庭で捌く人も少なくなってきたようで、ほとんどが切身に捌いた状態にしてお買い求めになります。
切り身は、ご家庭で一切れづつラップに包んで、冷蔵庫か冷凍庫で保管いただきますと、日持ちし、しばらく楽しめます。


<新巻サケの一匹切身パック>


<塩ブリの切身>
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