富山ってこんなところ

神秘の海 富山湾の不思議 (Ⅳ) ~ 埋没林と海底林 ~
埋没林と海底林
<埋没林>
埋没林と海底林
発掘された場所をそのまま巨大なプールにして
展示しているという そのこだわり

埋没林(まいぼつりん)とは、その名の通り、”埋もれた林”のことです。
何千年も前の樹木が、地中に埋もれて腐らずに残ったのが埋没林や海底林です。

発見されたものは、約2000年前、片貝(かたかい)川の氾濫で流れ出た土砂が、下流にあった林を成育場所とともに埋め、その後地球が温暖化して海面が上昇したために海底の地下に長い間眠っていたと考えられています。

1930年(昭和5年)、魚津漁港の改修工事の時に、海底の地中から約200株もの木の根が発見されました。ほとんどが杉の巨木で、
最も大きいものは直径2m以上、樹齢500年以上と見られるものでした。

木の株だけでなく、種子や花粉、昆虫などの化石、縄文時代の土器の破片なども発見され、これらは太古の地球の様子や環境の変化を探る重要な手掛かりとなっています。
(埋没林は国の特別天然物に認定されています。)

また1980年(昭和55年)、入善(にゅうぜん)町沖の水深20m~40mの海底に、木が何本も立っているのを地元のダイバーたちが
発見しました。海底から生えたままの立木の姿で、高さ30cm~50cm足らずのところで折れた状態でした。

入善吉原海岸沖の海底林
<入善吉原海岸沖の海底林>

この海底林の年代は約1万年前のもので、日本海で発見されたものでは最古のものです。
注目すべきことは、これらの木が根を張った立ち木の状態で残っていたことで、少なくとも8千年~1万年前の氷河時代には、そこが陸上に広がる森林であったことを意味しています。

発見された木の種類は、ハンノキ、ヤナギ、ヤマグワ、カエデなどで、日本海側地域の海岸から低山帯に現在も見られるものばかりです。

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