貝類

海のミルク 栄養豊富な貝の優等生

昔から欧米でも生で食べられていた唯一の魚介類というのがカキだそうです。
「海のミルク」というカキの形容も、その栄養豊富さを称えた欧米での呼び名です。

【牡蠣】

カキの旬・・・欧米では、英語でRのつかない月(5~8月)はカキを食べるなと言われますが、
日本でも同じように「桜が散ったらカキを食べるな」と言われてきました。

これはちょうど5月から8月にかけてが産卵期に当たり、味が悪くなる上に中毒を起こしやすいためです。

従い、マガキの旬は10月~3月で、この時季には体に栄養を蓄えるため、グリコーゲンの量が最も多く、風味も良くて、栄養価も高くて食べ頃です。
(一方、岩牡蠣は6~8月に旬をむかえますので、カキはほぼ1年を通して出回ります)

天然のカキは、岩礁に付着して棲息します。移動性はありませんので、ただひたすら海水をとりこんで、その中の栄養分を濾し取ります。
ちなみにマガキの濾水量は1時間に25~30リットルにもおよぶそうです。

カキには、生食用と加熱用の2種類あります。これはカキの種類や、鮮度の違いで分けられているのではありません。

生食用は殺菌された海水に一定期間入れることで、1時間に25~30リットルの濾水により、カキの体内の水分が入れ替わり生食でも食べられるカキになるのです。

カキの場合は潮通しの良い天然環境で海の天然の養分で育てますので養殖でも味は全く変わりません。 これは、ホタテ、アワビ、サザエも同様です。

海のミルク「カキ」は栄養豊富な貝の優等生です。
鉄分をはじめとするミネラルを豊富に含んでいます。
また、含まれる糖質のほとんどはグリコーゲンといって肝臓の機能を高める働きをします。
(グリコーゲンがグリコというキャラメルの語源であり、グリコの社名の由来です)

さらにカキのタンパク質に含まれるタウリンはコレステロールを減少させたり、血圧の上昇を抑えたり、網膜の発達や視力の回復にも効果があるという優れものです。

とびっきり新鮮なものや岩牡蠣は生食がおすすめで、魚殿では富山湾七尾産を主にお取り寄せしています。

焼く、煮る、揚げる、蒸す、和・洋・中華料理の重要食材となっています。

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